
志望校合格への道
<学習計画編>
大学受験の合格をつかみ取るためには、自分にとって適切な学習計画のもとで主体的に勉強に取り組むことが必要です。 ここでは、宅浪生が学習計画を立てる上でのポイントを紹介していきます。
① 今の実力を知る
計画を立てるにあたって、初めに把握するべきことは今の自分の実力が志望校の難易度に対してどの程度のものであるかということです。具体的には、直近に受けた模試や昨年の入試結果などが参考となります。それ以外にも普段の学習の中で自分の苦手とする範囲を見つけ出しておくことが重要です。自分の「足りない部分」や「苦手な部分」を克服することで成績は上がっていきます。
② おおまかな計画を立てる
自分の克服するべき箇所を把握した後、科目ごとに大きな枠組みで学習計画を立てていきます。大きな枠組みというのは、受験に合格するというゴールから逆算して「どの教科のどの部分をいつまでにできるようにする」といった月単位の計画です。その後、立てた目標に対してどのような参考書や学習ツールを使っていつまでにそれを完了するべきかを決めていきます。そうすることでやるべきことが見つからず、あれこれ手を出した結果時間を浪費するということが起こりにくくなります。
月単位の計画を立てる際、模試(特に冠模試)に合わせた計画を立てることをお勧めします。 なぜなら、模試の自己採点や結果を見て、いまの自分の計画が適切であるかどうかの判定がしやすいからです。特に志望校の問題傾向に合わせた冠模試の結果は、宅浪生にとって自分の置かれた状況が明確になり、計画の練り直しに大いに役立ちます。
③ 週単位の余裕のある計画を立てる
使用する参考書や学習ツールを完了する期限が決まった後行うべきことは、週単位の計画立てです。例えば、2か月後に合計100問ある参考書を終わらす必要があるときは、単純に1月で50問、1週間で約12問解く必要があることがわかります。参考書を終わらすという漠然とした計画も週単位にまで細分化すると具体的な数字のある実行可能な計画にすることができます。
こうすることで無計画にただただ勉強に時間を浪費するということが少なくなります。ただ、計画を立てる際にゆとりも重要になります。 様々な事情で計画通りに勉強が進まないこともあります。そのときの遅れを取り戻すことができるくらいのゆとりと柔軟さを兼ね備えた計画を立てる必要があります。
宅浪生は授業のある現役生や予備校の浪人生と比べて、主体的に勉強しなければならない時間が多いです。だからこそ学習計画を立てて、無限にあるように思える時間を浪費しながら勉強するということは避けるべきです。浪人の一年は決して長くはありません。その時間を最大限有効に使うためにも自分に合った学習計画を立てましょう。
とはいっても、誰にも相談せずに最適な学習計画を立てることはなかなか難しいです。さらに計画を立てる際の目安となる模試の受験計画や参考書の選び方などの情報もすべて一人で集めるとなるととても大変です。そこで、宅浪サポートでは生徒が必要とする学習計画の補助や学習相談などのサポートを、講師が生徒一人一人に向き合いながら行います。 ぜひ宅浪サポートの利用もご検討ください。